NHK大河ドラマに登場・主人公となった「戦国武将/戦国時代の人物」一覧

NHK大河ドラマに登場・主人公となった「戦国武将/戦国時代の人物」一覧

日本史の中でも、最もドラマチックな時代――戦国時代。

乱世を生き抜いた英雄たちの生きざまは、これまで数多くのNHK大河ドラマで描かれてきました。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康をはじめ、上杉謙信、武田信玄、真田幸村など、個性豊かな武将たちが主人公として登場。それぞれの作品が描く戦いと人間模様は、時代を超えて多くの視聴者を魅了してきました。

ここでは、NHK大河ドラマに登場、または主人公となった「戦国武将/戦国時代の人物」を一覧でご紹介します。

※「戦国時代」はおおよそ1467年~1615年頃の時期。

戦国武将・戦国時代の人物が主人公/中心の大河ドラマ

先駆的な戦国大河ドラマ

公開年作品名描かれた人物
1965太閤記豊臣秀吉(太閤・天下人)※信長や家康も登場
1969天と地と上杉謙信
1973国盗り物語斎藤道三 / 織田信長
1983徳川家康徳川家康
1987独眼竜政宗伊達政宗
1988武田信玄武田信玄
1992信長 KING OF ZIPANGU織田信長
1996秀吉豊臣秀吉
2000葵 徳川三代徳川家康・秀忠・家光
2002利家とまつ前田利家
2007風林火山山本勘助(武田家臣)
2009天地人直江兼続(上杉)
2014軍師官兵衛黒田官兵衛(豊臣方)
2016真田丸真田信繁(幸村)
2020麒麟がくる明智光秀
2023どうする家康徳川家康
2026豊臣兄弟!豊臣秀長(秀吉の兄)

戦国時代に関連する重要登場人物(主人公・準主役)

以下の武将・人物は、作品内で重要な立場として描かれています(主人公とは限りませんが、戦国物語の中心キャラとなることが多いです)

  • 織田信長 — 『信長 KING OF ZIPANGU』『国盗り物語』など主要人物として描かれること多数
  • 豊臣秀吉 — 『太閤記』『秀吉』などで中心的描写
  • 徳川家康 — 『徳川家康』『葵 徳川三代』『どうする家康』など複数作品で主人公
  • 上杉謙信 — 『天と地と』
  • 前田利家・まつ — 『利家とまつ』
  • 黒田官兵衛 — 『軍師官兵衛』
  • 真田信繁(幸村) — 『真田丸』
  • 直江兼続 — 『天地人』
  • 伊達政宗 — 『独眼竜政宗』
  • 武田信玄 — 『武田信玄』
  • 山本勘助 — 『風林火山』主人公
  • 明智光秀 — 『麒麟がくる』主人公

補足:女性や武将側面からの戦国描写

戦国時代を背景にした大河ドラマには、武将以外の重要人物も主人公として描かれることがあります(戦国背景で戦国武将と絡む作品):

  • おんな太閤記 — ねね(秀吉正室)
  • 春日局 — 春日局(徳川家光側近)
  • 江〜姫たちの戦国〜 — 江(浅井長政・織田信長ゆかり)
  • おんな城主 直虎 — 井伊直虎(戦国大名井伊家当主として)

作品別に登場する戦国武将の詳細(配役や描かれ方)

以下は、作品別に登場する主な戦国武将の「配役(キャスト)」と「描かれ方のポイント」をまとめた一覧です。

※ 大河ドラマは複数の武将が登場・絡み合うため、代表的な人物とその役描写の概要を中心に整理しています。

『信長 KING OF ZIPANGU』(1992)

主な戦国武将とキャスト

  • 織田信長:緒形直人 — 既成概念を打ち破る革新的な若き戦国大名として描かれる。
  • 木下藤吉郎(後の豊臣秀吉):仲村トオル — 信長の家臣としての出世と知略。
  • 明智光秀:マイケル富岡 — 信長の部下・忠臣から後の裏切り候補としての伏線も。

描かれ方の特徴:
尾張国での「うつけ(奇人・変人)」時代〜全国統一への布石までを、政治・人間関係を中心に描く作品。

『麒麟がくる』(2020)

主な戦国武将とキャスト

  • 織田信長:染谷将太 — 幼い頃から戦略家としての側面が強調され、冷静かつ革新的な人物像。
  • 織田信忠・家族関係: 父・信秀や母・土田御前も登場し、信長の成長背景を描写。

描かれ方の特徴:
明智光秀を主人公に据えつつ、信長との関係性や心理描写が丁寧に描かれる作品。

『どうする家康』(2023)

主な戦国武将と主要キャスト

  • 徳川家康:松本潤 — 「三英傑」の一角として、苦悩と決断を繰り返す武将像。
  • 徳川信康(息子):細田佳央太 — 家族との関係性や絶対的忠誠心と葛藤。
  • 豊臣秀吉(ムロツヨシ)・織田信長(岡田准一)・その他戦国大名も多数登場。

描かれ方の特徴:
家康を主人公に、戦国時代後期〜江戸幕府成立への足がかりを描いたドラマ。

📺 『徳川家康』(1983)

主な戦国武将とキャスト

  • 徳川家康:滝田栄 — 幼少の人質時代〜天下統一を見据えるまでの家康像を深く描く。
  • 織田信長:役所広司 — 家康と対峙する強力な戦国大名として登場。
  • 豊臣秀吉:武田鉄矢 — 躍進する野心家として描写。
  • 淀殿・茶々姫:夏目雅子 — 豊臣家内の複雑な権力関係を表現。

描かれ方の特徴:
家康の「人間としての成長」と「戦国大名としての政治力」が中心テーマ。

📺 その他作品の戦国武将(登場例)

作品戦国武将(配役例)備考
天地人豊臣秀吉・石田三成(ともに出演)主人公:直江兼続だが、秀吉・三成の立場も描写される。
おんな城主 直虎織田信長(市川海老蔵)、徳川家康(阿部サダヲ)女性主人公だが、戦国大名群が脇役として活躍。
江〜姫たちの戦国〜織田信長・豊川悦司他戦国大名たちと姫たちの関係を中心に描く。
信長関連他作品斎藤道三・武田信玄・明智家臣多数の作品で重要人物として登場。

戦国武将の描かれ方の傾向(まとめ)

🔹 織田信長

  • 革新的・合理主義な人物として描写される作品が多い。
  • 若き時代〜最晩年まで幅広く描かれる。

🔹 豊臣秀吉

  • 下層身分から一国一城の主へと出世するサクセスストーリー的描写が強い。

🔹 徳川家康

  • 長寿と忍耐の戦略家としての人物像が多く、天下取りへの執念が描かれる。

🔹 その他の武将(光秀・三成等)

  • 主人公と関わる重要な戦術・人間ドラマのキーパーソンとして登場する。

NHK大河ドラマにおける「豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)」の作品別の登場・配役

戦国の乱世を駆け抜け、草履取りから天下人へと上り詰めた男――豊臣秀吉。

日本史上まれに見る波乱万丈の生涯を持つこの人物は、NHK大河ドラマにおいても幾度となく描かれてきました。
そのたびに演じる俳優、時代背景、そして作品テーマによって、秀吉の人物像はまったく異なる顔を見せます。

人情味あふれる庶民派の英雄として、あるいは権力に翻弄される孤高の支配者として。ここでは、大河ドラマ史を彩ってきた「豊臣秀吉像」の変遷と、その魅力をたどっていきます。

① 『秀吉』(1996年/NHK大河ドラマ)

配役(主要キャスト)

  • 豊臣秀吉:竹中直人 — 主人公。
  • おね(正室):沢口靖子
  • 秀長(弟):高嶋政伸
  • なか(母):市原悦子
  • 石川五右衛門:赤井英和 など。

描かれ方・特徴

  • 草履取りから天下人へ昇り詰める秀吉の生涯を、出自〜天下統一まで描いた本格的な伝記ドラマ
  • 竹中直人の秀吉像は、行動力・機知・人間味が強調された、魅力ある出世物語キャラクターとして描かれる。
  • 信長との出会い、勢力拡大、家庭・兄弟との関係など、ドラマ性の高い展開が中心。

② 歴代大河ドラマに登場する「豊臣秀吉役」一覧(脇役・重要人物として)

豊臣秀吉は主人公作のほか、他の大河ドラマでも戦国武将として何度も登場しています。

作品名秀吉役描かれ方
太閤記(1965)緒形拳初期の本格秀吉伝(主演)
おんな太閤記(1981)西田敏行妻・ねね視点の秀吉像(ややドラマ寄り)
春日局(1989)藤岡琢也幕府成立期背景に秀吉も登場
信長 KING OF ZIPANGU(1992)仲村トオル(木下藤吉郎時代)若き頃の秀吉として信長の家臣描写
利家とまつ(2002)香川照之前田利家の物語中の重要武将として
功名が辻(2006)柄本明山内一豊・千代夫妻の物語に関与
天地人(2009)笹野高史直江兼続物語に関わる軍略家として
江〜姫たちの戦国〜(2011)岸谷五朗江・浅井長政などの関係で登場
軍師官兵衛(2014)竹中直人官兵衛(黒田官兵衛)の視点で秀吉が登場
真田丸(2016)小日向文世晩年の秀吉として登場し真田家と絡む
麒麟がくる(2020)佐々木蔵之介光秀・信長との関係で登場
どうする家康(2023)ムロツヨシ家康物語に絡む戦国大名として

描かれ方の傾向

  • 若い秀吉〜信長家臣時代:機知と人間性を強調。
  • 中期〜全盛期:外交・軍略・領国支配の手腕を描写。
  • 晩年:真田丸等では老獪・天下人の矛盾や苦悩も描かれる。

③ 2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』での秀吉

配役

  • 豊臣秀吉:池松壮亮 — 兄として主要人物のひとり。
  • 豊臣秀長(主人公):仲野太賀 — 秀吉の弟で天下統一を支える存在。
  • ライバル武将として織田信長(小栗旬)・徳川家康(松下洸平)・明智光秀なども登場予定。

描かれ方

  • 本作は秀吉の弟・秀長の視点から描く物語であり、秀吉は「天下統一を成し遂げた兄」でありながら、関係性・兄弟愛・支え合いを描くキャラとして登場します。

豊臣秀吉像の変遷(演じた俳優ごとの特色)

  • 緒形拳(太閤記)
    ➡ 出世物語の象徴として、草履取り〜天下人までの劇的な変貌を強調。
  • 竹中直人(秀吉)
    ➡ 人間味・ユーモア・機知に富んだ秀吉像。
  • 小日向文世(真田丸)
    ➡ 晩年の強権・複雑さを含む統治者として。
  • ムロツヨシ(どうする家康)
    ➡ 家康視点での戦国人物のひとりとして登場し、戦国大名としての存在感を発揮。
  • 池松壮亮(豊臣兄弟!)
    ➡ 兄弟ドラマの中での人間関係とリーダー性が鍵。

まとめ

豊臣秀吉は、NHK大河ドラマの歴史の中でも、主人公・脇役を問わず最も多く描かれてきた戦国武将のひとりです。

草履取りから天下人へと駆け上がるサクセスストーリーはもちろん、彼の人間的魅力や権力者としての苦悩まで、時代ごとに異なる切り口で描かれてきました。

演じる俳優や作品の視点によって、秀吉は

“庶民派の英雄”

“策略家の天下人”

“孤高の支配者”

と、まったく違う顔を見せます。

その多彩な表現の変化こそが、長年にわたり視聴者を惹きつけ続ける理由といえるでしょう。

そして2026年の大河ドラマでは、弟・豊臣秀長の視点から描かれる新たな物語が登場します。

天下を夢見た兄・秀吉と、それを支えた弟・秀長――兄弟の絆を通して、これまでにない“もう一人の秀吉像”が見られるに違いありません。

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KAMACHI Webライター / 男性

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