- 2026年1月3日
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しぶんぎ座流星群2026年は当たり年?1月4日未明ピークと観測ポイントまとめ
2026年が始まったばかりですが、早くも一年を代表するクラスの天体ショー「しぶんぎ座流星群」がやって……

オリオン座でひときわ赤く輝く星「ベテルギウス」。2019年以降の大減光や、「爆発するのでは?」という噂で、一気に注目を集めました。
さらに最近では、約6年周期で明るさが変わる理由が“伴星の航跡”かもしれないという新説も登場しています。
この記事では、ベテルギウスの基本プロフィールから、変光の仕組み、最新研究のポイントまでを、宇宙ニュース好き・天文好き・雑学系読者向けに、できるだけ噛み砕いて解説します。

結論から言うと、ベテルギウスはオリオン座にある赤色超巨星で、恒星の中でも最終段階に近い存在です。冬の夜空で見つけやすく、三つ並んだオリオン座のベルトのすぐ上、肩の位置にあります。
肉眼でも赤みを帯びて見えるため、天文初心者でも「この赤い星かな?」と比較的すぐ分かるのが特徴です。星空アプリでも真っ先に表示される、有名な星のひとつと言えるでしょう。

ベテルギウスの最大の特徴は、とにかくサイズが桁違いなことです。
もし太陽の位置にベテルギウスを置いた場合、その半径は火星や木星の軌道付近まで達すると考えられています。直径は太陽の数百倍とも言われ、まさに“超巨星”という名前通りです。
ただし、重さまで太陽の数百倍というわけではありません。内部はガスが非常に薄く、風船のように大きく膨らんだ状態だとイメージすると分かりやすいです。

ベテルギウスが赤く見える理由は、表面温度が比較的低いためです。
太陽の表面温度が約5,500度なのに対し、ベテルギウスは約3,000度前後。恒星の世界では、温度が低いほど赤く、高いほど青白く見えます。
「低い」と言っても、人間にとっては一瞬で蒸発するほどの高温なので、あくまで“恒星基準”で低いという点には注意が必要です。

ベテルギウスは、恒星としてはかなり寿命の後半に差し掛かっていると考えられています。将来的には超新星爆発を起こす可能性が高い星のひとつです。
ただし、「近いうちに爆発する」という表現には注意が必要です。天文学で言う“近いうち”は、数万年〜数十万年先を含むことも珍しくありません。
最近の減光現象があったからといって、明日や来年に爆発するわけではない点は、しっかり押さえておきたいところです。

ベテルギウスは変光星としても知られています。つまり、時間とともに明るさが変化する星です。
その理由として、
などが関係していると考えられてきました。
特に2019〜2020年の大減光では、星の周囲に放出されたダストが光を遮った可能性が高いとされています。

ここで注目されているのが、ベテルギウスの明るさには約6年周期の変化が見られるという点です。
ランダムな噴出や表面活動だけで、ここまで安定した周期が出るのは不思議だと長年考えられてきました。この“周期性の謎”こそが、最新研究につながる重要なポイントです。

最近提案された新説では、ベテルギウスの近くを回る伴星の存在がカギを握るとされています。
この説の面白いところは、伴星そのものが光を遮るのではなく、通過時に周囲のガスやダストをかき乱し、その“航跡”が減光を引き起こすという点です。
船が霧の中を進むと、通過後もしばらく白い筋が残りますよね。その筋が視界を遮るイメージに近いです。

この伴星・航跡説が注目される理由は、6年周期を自然に説明できる点にあります。
伴星が一定の軌道で回っていれば、
という流れが、周期的に繰り返される可能性があります。
これにより、「なぜ規則的に暗くなるのか?」という長年の疑問に、ひとつの答えが提示された形です。

結論から言うと、今回の新説は超新星爆発と直結する話ではありません。
減光はあくまで“周囲環境による見かけの変化”であり、星の中心で起きる核反応の終焉とは別の話です。とはいえ、周囲のガス分布や質量放出を理解することは、最終的な進化段階を知る上で非常に重要です。
研究が進めば、爆発の兆候を見極めるヒントにつながる可能性もあります。

ベテルギウスは、
という条件がそろった、研究対象として理想的な星です。
最新の望遠鏡や観測技術が投入されることで、恒星進化の理解が一気に進む可能性があります。つまりベテルギウスは、「ただ有名な星」ではなく、天文学にとって非常に重要な存在なのです。
ベテルギウスは、オリオン座に輝く赤色超巨星で、巨大さ・寿命・変光現象のすべてが注目されています。
約6年周期の減光については、伴星が残す“航跡”という新説が登場し、長年の謎に新しい光が当たり始めました。爆発と直結する話ではないものの、恒星進化を理解するうえで欠かせない存在であることは間違いありません。
今後の観測と研究の進展から、ますます目が離せない星と言えるでしょう。